2009/07/11

夜中の2時56分、高松空襲跡を歩く会に、120人が集まったのだ

今日は、久々の派遣労働でした。
私は派遣の仕事、好きだけど、やっぱり今は、
早く帰って、テープの整理したくてウズウズしてしまいました。

4日に撮影した、「高松空襲跡を歩く会」のテープを見返した

今回、参加者が120人も集まったんです。これは、20年続けてきた中で、最高記録だそうです。

空襲体験者の方で、今の日本を
「戦争へのシフトが、迫ってきてる気がします」
「今、非常に危ない」
と感じておられる方、多いですが、
参加者の皆さんも、今の世に、同じような何かを感じ取り、
この日の、この夜中に、足を運ばれたのでしょうか・・?

夜中の3時台に、120人がぞろぞろっと空襲跡を
歩く様子は、なかなか見れない貴重な映像でした

たくさん書きたいことはあるのですが、
以下、空襲体験者のIさんが話してくれた、お話です

Iさんは、最近、小学校に招かれ、空襲の話をしに行ったそうです
子どもたちの反応は、とても熱心で、矢継ぎ早に、質問が絶えなかったと。

例えば、こんな質問があったそうです
「日本は、なぜ戦争をしたの?」
Iさん、この質問に答えるのが、一番難しかったそうです。
小学生に分かるように、話さなくてはなりません

Iさんは,こう答えた。

「もっと大きくなりたい、という侵略欲で、してはならない事を
してしまったんだよ・・」

後日送られてきた、子どもたちの感想文。Iさんは、感動したそうです

「絶対、戦争してはいけない。」
「世界中の子供たちと仲良く
するのが、僕達の任務」と、書かれていた、と。

Iさんは、お話を、こう、しめくくりました
「(学校で話をして、)私たち(戦争体験者)は、子どもたちに、戦争を伝えてるんだろうか・・?
語れてるんだろうか・・?と、しみじみ感じました。
私たちが、きちんと戦争を伝える事によって、
日本の平和・世界の平和を守れるんだという事を、確信しました」と。

Iさんは、「伝えること」をこれからも、続けられるそうです

(写真は、高松空襲の被害者1,359人の名前が掘られた石碑の前で、お話する空襲体験者)