2012/05/25

【号外!】911後の成果

みなさま、とうとうです。
以下、歴史的ニュースです。

★☆☆☆☆★★☆☆☆☆★

中央アジア天然ガス計画合意
(NHKニュース 5月23日

中央アジアのトルクメニスタンの天然ガス
をアフガニスタンを通じて
パキスタンやインドに送るパイプラインの建設
を目指して、4か国が合意文書に調印し、
アフガニスタンの治安状況に改善が見られないなか、
長年停滞してきた建設計画
が動きだすのか注目されています。

この計画は、トルクメニスタンの天然ガスを、
アフガニスタン、パキスタン、
そしてインドに送るため、
総延長1800キロのパイプラインを建設するものです。

計画に参加する4か国の閣僚らは
23日、トルクメニスタンで会合を開き、
計画の早期着工を目指すことで一致しました。
そのうえで4か国は、
30年間にわたる天然ガスの売買や
購入価格などを定めた合意文書に調印しました。

この計画は、1990年代から
アメリカ企業などが建設を検討し、
2002年からは、アジア開発銀行が協力して
調査が行われてきましたが、
アフガニスタンの治安が悪化したことなどから
計画は停滞しています。

合意文書の調印を受けて、
アジア開発銀行は「歴史的な合意だ」と
歓迎する声明を発表し、
着工に向けて今後も
資金面などで協力する姿勢を示しました。
しかし、パイプラインが通過する
アフガニスタンでは、依然、治安が改善していない
ことから、建設計画が実際に
着工に向けて動きだすのか注目されています。

★☆☆☆☆★★☆☆☆☆★
(以上、転載おわり)


アフガニスタンは、
今までさまざまな紛争・戦争に
巻き込まれてきた国ですが、
(現在で、およそ30年以上、戦争・紛争に
巻き込まれてきた経緯があります)

上記の
「天然ガスのパイプライン敷設」に関しては
アメリカ・ロシア、
さまざまな多国籍企業が
長年に渡り、手ぐすね引いて、
実現化を狙っておられました。

当時、アフガニスタンで政権を握っていた
「タリバン」は、この契約への鍵を握っており、
実現は一筋縄ではいかなかった訳ですが、
911以後の侵攻で、
皆さまもご存知のように、
アメリカは、アフガンで
タリバン政権を駆逐しました。
今回の開発が、晴れて実現化するという兆しは
当然の流れといえるのでしょう。


残念ながら私たちの日本政府も、
アメリカ様の戦争のお手伝いを、アフガンで
せっせと行ってきてしまっている訳であり、
このルートからの天然ガス輸入は、当然
念頭においていたはずです。

(※日本のこんなニュースも、偶然見つけました。

レアアース確保、国の責務に 自民が法案提出へ
(産経 2012.5.25)

世界の資源獲得競争の中で、
日本政府も血道をあげているようです。

ちなみに、アフガンには、天然ガス・石油・レアアースが
眠っていると、公式発表されていて
利用価値が注目されるところです)


・・さて、
上記のパイプラインが実現化した暁には、
日本国内で、上記の天然ガスが
普通に使われる日も
訪れるかもしれませんね。

私はといえば、こんな血みどろの天然ガスは
1mgたりとも、使いたくはありません。

アフガン現地で、20年以上、
医療活動はじめ、
井戸や用水路を建設する活動をしてきた
NGOペシャワール会の、中村哲さんは
以前、日本の国会に参考人として招致され、
以下の旨、発言しておられました。

「アフガンにいる外国軍の死者が1人出た、との
報道の影には、
100人の現地アフガニスタン人の死がある。」

私もわずかながら、
アフガンに足を運ばせていただいた者として
上記の言葉は、誇張ではない、と感じます。

世界の最貧国のひとつといわれる
アフガニスタン人の死は、
どのメディアも、追及しきれておらず、
闇に葬られたままで、注目されていない。

世界一裕福なアメリカや、経済先進国
といわれる欧米諸国が行ってきた
「侵略戦争」の成果のひとつが、
上記のニュースに表れています。

アフガニスタンの方々の、この戦争の
多くの犠牲を思うと、たいへん遺憾です。

上記の建設は、
果たして順調にいくかどうか?は
アフガンの現在の治安の面を考えると
まだまだグレーゾーンかと思われますが。


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