2011/02/22

NATO軍の空爆でアフガン市民64人、巻き添え死か?

アフガン NATO軍作戦で民間人64人死亡
(TBSニュース)

もう、実のない作戦は、やめなければなりません。

●以下、ロイターより、転載です●

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(2011年 02月 21日 ロイター )

アフガニスタン東部のクナール州で、
北大西洋条約機構(NATO軍)と
アフガン軍による掃討作戦に民間人が巻き込まれ、
女性や子どもを含む64人が死亡した。
州知事が20日明らかにした。
 同州のワヒディ知事によると、
攻撃は地上と空から行われ、
死亡した64人のうち、20人が女性で、
29人が子どもや青年だったという。


 アフガン大統領府は、地元当局などの情報として、
50人以上の民間人が死亡したと明らかにし、
「カルザイ大統領が外国部隊による
空爆を強く非難した」との声明を発表した。
 
 一方、NATO軍が主導する
国際治安支援部隊(ISAF)は先に、
6日に開始した同作戦では、
小火器や空爆による2度の攻撃で
武装勢力36人を殺害したと発表。
また、民間人7人が負傷した可能性がある
ことも明らかにしていた。
 (以上、転載おわり)

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この誤爆を起こしたISAFに、
「日本の自衛隊の医官を派遣する」とかいう
話が、以前持ち上がっていましたが、
とんでもないですよね。

菅政権は、「医療が目的だから・・」等、
聞こえのよい大義を掲げて、
<アフガン支援に、「医官派遣」を
進めようとしていましたが、
つまり、この派遣は
こんな実害のある作戦ばかり起こしては、
「被害者は、武装勢力」と発表を繰り返し
続けてきた団体の指揮下に入り、
協力する事を、意味するのだ。
(現地の住民は、それを見て、どう思うだろう?)

しかも、最近、報道で明らかになったのは、
ISAF側が日本に、「負傷兵の治療の要請」を
日本に行っていた、という事実だ。 → 
2月21日 時事通信の記事

それのどこが、「アフガン支援」なのだろう?
私達日本人の税金で
行う必要は、どこにあるのでしょうか?

こんな時勢にこそ、
冷静に、ISAFやNATO,アメリカ軍等が
今、行っている事を
精査する視点が、求められているのでは
ないでしょうか?
「とにかく強者に迎合して、協力。」的な
安易な姿勢は、
人として、間違っては、いないでしょうか?
亡くなった罪のない方々にも、当然、
かけがえのない家族がいて
安全に生活する権利があった。

政治が、
歴史や、起こった出来事から
学ばないなら、「政治家」の存在意義って
一体、なんなんでしょうか?
(本来、政治は、過去の間違いや不都合な
現在から学び、より良き未来を創るために、あるのでは?)

もちろん私も子供ではないので、
世の中が、理想通りには廻っていない。
時には、「長い物に、巻かれる事が、最善となる」
そんな難しい事態がある事は、理解したい。
・・・が、「政治」とは、
「決断ひとつで、無数の命を左右してしまう場」だ。

例えすぐに結果が出なくとも、
「人として、ぎりぎりのところまで努力する」姿勢は
人として、最低限、問われるのではないでしょうか?

そんな「姿勢」だけでも、今まで、
日本の外交に、見えたことがあったでしょうか?

(例えばフランスは、アフガンには、
一応、国連決議があるので派兵したが
イラクへの派兵は、「大義がないため、断る」等、
自国の主張をしっかり行う政治をしている)

そんな日々の努力なくして、
国民を代表して、
一般市民より、明らかに高給を得る事に、
葛藤は、ないのだろうか?
また、アフガンやイラクの市民への
後ろめたさは?
・・いや、多分、どちらの感情も、あるんだろうな・・
本当に、政治とは、大変な仕事ですね。
頭が下がる思いですよ。(これは皮肉ではなく、
本当に相当、大変な仕事だと思う。
私がこれだけ、好き勝手に、「理想的正論」
を主張できるのは
ただのワーキングプア、という立場だからだ、というのも、、
重々、承知だ。でも、だからこそ、言わなければ
ならない、と思っている。)


今こそ、日本は、国際社会で、どのように
振舞ってゆくのか?
真剣に立ち位置を
考え直す時ではないでしょうか?


まずは、自分が、
私たちが問われている。
「知って」「考えて」「あきらめずに」
大切なものを守って参りましょう。
社会的弱者の声なき声は、
ほんと、「明日はわが身」かもしれないし。

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NATO軍のアフガン掃討作戦で民間人64人死亡
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