2010/07/08

アッシュさん ~イラク帰還兵~ のお話を、ぜひ、聞いて下さいませ

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
毎日暑いですね

このブログ上で、すでに何度か、
ご紹介させていただいてるのですが --m
イラク帰還兵の、アメリカ人の
アッシュ・ウールソンさんの事を
再度、書かせていただきます

今、アッシュさんは、日本各地で
講演会を、行っておられます。


前田は
ひとりでも多くの、日本人に聴いていただきたい
28歳の、この青年に出会っていただけたら・・と
願っております。

アッシュさんは、家が貧しく、
大学の費用が払えなかったため、
州兵になったところ、軍の方針が変わり、
本来、州兵は派遣されないはずの「戦争」に
派兵されたそうです。

2003年に1年、イラク戦争に従軍され、帰国後
PTSDとなり、今も、戦争の後遺症を持っておられ
夜は悪夢を見て目が覚めたり、するといいます

アッシュさんは、帰国後
「イラク帰還反戦米兵の会」に入り
平和活動を始めます

辛い戦場の記憶を掘り起こしながら
PTSDを乗り越えようと、
懸命に、平和活動に
励むアッシュさんの姿は

「人間とは、何なのか・・?
戦争とは何なのか・・?」

とても深く考えるきっかけを、
私自身、いただきました。

アッシュさんは、首に巻いたスカーフに、
沈静効果のある、ラベンダーオイルを、沁みこませてる。
まだ、PTSDの症状があるため、
イラクの話をしながら、何度もスカーフに
口をつけながら、最後まで、話し通す。



話をしながら、浮かべてらっしゃる苦悩の
表情に、前田は涙なしでは
聞くことが、できませんでした。


●講演予定表 一覧 (~7月14日まで)
http://www5d.biglobe.ne.jp/~yoshiki/ash-yotei.pdf
全国各地で、行われています・・!
ぜひ、前田にだまされたと思って
ご参加くださいませ♪

●アッシさんの詳細は、こちら
http://www.k3.dion.ne.jp/~k-9mp/index.html

前田は改めて、
自分の罪に、気づかせていただきました。
アッシュさんのような、学費が払えずに
兵士になり、望まずに戦争の「加害者」側に立たされ、
一生の罪を抱え、悩み苦しむ方を
もう私たちは、これ以上、創ってはいけないと、
心から、思いました。


私は、「魔法の9」の取材で
アッシュさん一座と、2日間
一緒に過ごさせていただきました。
アッシュさんは
屈託のないお人柄で
普段の会話のなかで、
よく笑う。
でも、私には、どこか
その笑顔が、泣いているように、見えた。


アッシュさんの歌声。

どこか、いつも、
泣いているように
私の耳には、聴こえました。
(沖縄ツアーも敢行され、沖縄の方々と
交流し、話し合われた、アッシュさん。
沖縄で作った歌を、歌って下さいました。
♪ OKINAWA OCCUPIRATION (沖縄の占領)
 HENOKO ♪



アッシュさんは、イラクの子ども達を
「天使みたいな子ども達」だった、と表現します。
でも、次にこう、話されます。
「私たちアメリカ兵は、
食べ物をちょうだい、水をちょうだい、と
集まってくる、飢えに困る子ども達を
パチンコで打ったり、
銃を向けたりを、日常的にくり返した・・」


私は、アッシュさんに
「あなたの勇気を、尊敬します」と
言わせていただいた事がある。

大きくかぶりをふって
アッシュさんは、こう言った。

「私は、犯罪者側にいる、人間ですよ。
自分の行いの、責任をとっている。
それだけです。
(アッシュさんは、私たちの国・アメリカの
行っている戦争は「侵略戦争だ」と訴えている)

イラクの人々の大きな犠牲(今も続く)を
考えたら、私は、絶対に責任をとらなければ
ならないのです」

アッシュさんは
「責任」という言葉を喋るとき、
いつも、少し、大きな声になる。
これは、2年前にお話を聞いた際と、
変わっていないようだった。

悪循環を呈し続ける
今のイラクの現状に、
胸を痛め続けているのだと、思う。


「もう一度、イラクに行きたい・・。」
遠い目でおっしゃったアッシュさんは
いつかイラクに行って、謝罪をしたい、と
考えておられるようです。


もう、「戦争」は要らない。
前田も、改めて、自らの罪に
気づかせていただきました。


イラク戦争も
今、「主戦場」のアフガンも
沖縄の米軍基地がなければ、
成り立っていない戦争だ。
多くの武器と、兵士が、この基地から
出撃している。

もっと言えば、
65年前に、日本がアメリカに
負けてから、ずっと
アメリカの戦争を、手助けしてきた国。
そうやって、豊かになった国。
それが、日本だ。
(朝鮮戦争から始まる、
さまざまな過去の史実を検証し、
日本の豊かさは、戦争協力なくしては
成り立っていない、と私は認識しています。)


市民のひとりとして、
もう、私たちの税金で
人を殺すのは、やめにしてほしい。


「魔法の9」は今回、アッシュさんの涙に出会い
さらに、加速しました。


9条が変われば、日本の若者も
アッシュさんと同じ涙を流し
苦しむことになるでしょう。

実は私は、
「憲法(9条)を変える」こと自体に絶対反対、
という訳では、ないのです。

世界情勢・
今の日本の政治の中で
「憲法改正」する事が
目に見えて、
「アメリカの戦争に付いて行くこと」に
繋がっていることが、
分かるから、恐いと思っているのです。


ごめんなさい。
ありがとう。
さらにさらに
信じて、進みます。

人と人のつながりを
これからの日本は、思い出して
つながっていく。

そうして、たいせつなことを、共有していきたい。
長々とごめんなさい --m


どうぞ、よろしければ、アッシュさんの
お話を聞いて出逢っていただけたら
幸いです
お読みいただき、ありがとうございました