2010/06/15

戦争は、よその国を開発すること。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
昨日は以下のニュースを見て
暗澹たる思いでした(T T)

アフガンに1兆ドル規模の鉱物資源 米政府機関が発表
(2010.06.15 CNN )

アフガニスタンは、イラクと全く同じ流れになっています。
イラクも、イラク戦争後、アメリカによる
油田開発が為され、
国際入札にかけられました。
(もちろん、私たちの国、日本も
関わってます。ネットで検索するだけでも
かなりの情報が、分かりますヨ。)
これでアフガン戦争に多額の戦費をかけてきた
(投資してきた!?)
アメリカも、ここにきて、
多くの利益を得る事でしょう。

アフガンは、地形的に経済的利点の大きい場所で
有史以来、多くの国が侵略に訪れている。
イギリスとも、3回にわたる大きな戦争になったし
ソ連も約9年にわたり、軍事介入し続けた歴史がある。

その過程で、石油や天然ガスも、もちろん
発見されてきた。
(ソ連侵攻時は、ソ連が自国に輸入していた。
現在は、当然アメリカが開発している。)

そして、ここにきて、一兆ドルの鉱物資源発見。
多分、今後も、さらにいろいろ、出てくると思いますよ

以前、あるアフガン人は私にこう言った
「アフガンは、資源がたくさんある。
金・銅・石油・・だから、外国人が奪いにくる」
その表情に、深い憎しみを隠さず、表していた。
罪のない人間が、資源のため
誰かの利益のため、殺されています。
「戦争」の理由は決して「ひとつ」ではありません。
あらゆる利害関係が絡み合って
行われているのが、現実です。
そういった意味でも、テレビ等の情報は
参考程度に頭にいれるくらいが、1番有益かと思います
さまざまな視点から物事を見て
初めて、起こっていることの本質が
形づくられるのだと思います

・・ところで、皆さま、ビン・ラディンって
どこにいってしまったんでしたっけ?

以下、CNNより、転載
※あくまでも、アメリカの視点で
書かれていますことに
ご留意のうえ、お目通しくださいませ



アフガンに1兆ドル規模の鉱物資源 米政府機関が発表
(2010.06.15 CNN )

米国防総省と米地質調査所(USGS
は14日、アフガニスタンに
鉄、銅、金、リチウムなど、
1兆ドル規模の鉱物資源が
埋蔵されているとの報告を発表した。




これらの資源はテクノロジー分野で
世界的な需要があり、収益源としての期待も高い。
だが、関係者らは、立地やインフラの状況、
反体制派武装勢力の存在などの問題点を指摘し、
実際に利益を生むまでには
長い時間が必要だとしている。




国務省のクローリー次官補(広報担当)は
会見で、「アフガニスタンに豊富にある
とされる鉱物を実際の収益に転換するには数年かかる」
「採鉱には多くの課題があるが、克服不可能ではない」
と語った。




同次官補は、他の国々がアフガニスタンの
資源を搾取するのではとの質問に対し、
国内の汚職が問題となる可能性がある
との認識を示した。
そのうえで、「アフガニスタンが有効な
政府制度を確立し、鉱業を発展させ、
その収益が国民の繁栄と機会拡大に生かされるよう、
我々も支援していきたい」と語った。




USGSのメドリン氏によると、
USGSは2004年にアフガニスタンの
鉱物資源調査を開始した。USGSはその前に、
旧ソ連が1980年代に作製した地図など、
アフガニスタンの数百の鉱脈を示す
情報を入手していたという。




経済専門家らは、今回の発表の
経済的意義を指摘する。
採掘や加工が始まれば、アフガニスタンは
自力で経済発展を遂げ、米国などに頼る
必要はなくなるという意見もある。




米紙ニューヨークタイムズの報道によると、
国防総省の内部メモでは、
アフガニスタンが「リチウムのサウジアラビア」になった
と評されている。リチウムはノートパソコンの
バッテリーなどに使われる。リチウムの正確な埋蔵量は不明。