国民投票法が施行されます。
歴史的瞬間のはじまりです。
この法律が施行されれば
いずれ、「国民投票」が行われます。
私たちは、投票に行くことになります。
●総務省HP 「国民投票法」
「憲法を変える」か。
「憲法を変えない」か。
日本で長年にわたり、行われてきた、この争点。
それは
「9条」だ。
9条が変われば、日本はもう1度、
戦争のできる国になります。
ただ、今は
①「普天間」のこと
②7月に予定の、参議院選挙のこと
で、どの党も、あえて大きなアクションは
起こせないことでしょう。
(今「9条を変えよう」なんて
動きを見せるのは、それこそ
沖縄や広島や長崎はじめ、市民を
刺激することに、なってしまう)
映画「魔法の9」は、この政治の流れを
見ながら、ベストなタイミングに
完成させます。
今の段階では、実際の「国民投票」実施は
まだ先になると、読んでいます。
映画を完成したら、初心に戻り、さらに平和のために
動いていこうと決めています。
●映画「魔法の9」予告編
(以下の映像内のナレーションに、ひとつ訂正補足です。
「洋上給油」に関しては、2001年に始まって以来、
8年続きましたが、今年の初めに無事、終了しました。
政権交代のおかげでした。)
以下は、毎日新聞の記事。
映画監督の鎌仲ひとみさんのコメント。
深く共感いたします
国民投票法18日施行 映画監督、鎌仲ひとみさん毎日新聞 2010年5月14日 地方版
◇戦争は人心も社会も破壊--映画監督、鎌仲ひとみさん(51)=富山県氷見市出身
憲法改正手続きを定めた国民投票法が18日、施行される。
現行憲法下で初めて改正の環境が整うが、
政界での議論は乏しく、世論も低調。
憲法を保持すべきか、変えるべきか。
節目を前に、さまざまな立場から考えを聞く。
初回は映画監督の鎌仲ひとみさん(51)。
荒廃したイラクで死に瀕する子ども、
米国のプルトニウム工場周辺で暮らす人々など
映画「ヒバクシャ」で“核の被害者”を追った目に
「5・18」は危うく映る。
国民投票法が9条改正を目的に作られたのは明白。
3年前、安倍政権下で内容を十分に練ることもなく
強行採決されました。それ自体「事件」では。
戦争をした時と何も体質が変わっていないように感じます。
法の詳細は周知されず、報道される情報も少ない。
町のおばちゃん、村のおじちゃんは「別に大事な話じゃないのね」
と思ってしまう。議論にさえならない。これが一番の問題です。
イラクでは、劣化ウラン弾の犠牲になる市民を目撃しました。
400万人の難民があふれ、国はボロボロ。
元に戻るのに100年かかる。
戦争は人心も社会も破壊します。
9条を捨てたら何が起きるか。
私たちは圧倒的にリアリティーを伴う想像力が足りません。
世界中で現在進行形で戦争が続き、テロも減っていない中、
「武力では何も解決しない」と訴えることが
どれほど大きな価値を持つか。
法施行後は、国会での発議から180日以内に
投票が行われ、政府のプロパガンダに席巻される
危険をはらんでいます。この法がどんな意味を持つのか、
もっと本質を問う議論を盛り上げなければいけません。