2010/03/22

笠井さん、ありがとうございました



昨日21日、
笠井さんの49日の法要が行われました。
笠井さんは、
私がニューギニアに行っている際に
他界されました。



笠井さんを紹介して下さった、
姪にあたる方から、
「法要の際、ぜひ、伯父の映像を流したい」と
言っていただき、
せっせと映像編集し、お送りさせていただきました。



49日法要に
前田も参加させていただきたかったのですが
今回は、どうしても,
仕上げねばならない仕事があり、断念。
笠井さんには、改めてゆっくり、
お会いしに、出かけたいと思っております。



戦時のご自身の体験を、
無知な私に、丁寧に優しく
語ってくださった笠井さん。


特攻の訓練の様子について聞くと
「大変、なんてもんじゃなかった・・!!」と
声を荒げられたのが、印象的でした。

訓練中は、一切「歩く」ことが許されず
「かけ足」だそうです。
あまり詳しくはおっしゃいませんでしたが
「殴られ、だいぶ絞られた」と
表現されていました。


最後の方で、ぽつり、とおっしゃった言葉に
はっとさせられました。

「あんたら若い人間が、
積極的に手を挙げて
変えるべきところは
変えていかな、あかん。
私ら80過ぎた人間が
やったところで、もう、
どうにもならんやん。

教育も変え、
社会も変えていかなんだら・・
(変えていかなければ・・)
今の汚職やら天下りやら何やら、
良かれと思っとる人間は
ひとりもおらんと思う。」

そして、
笠井さんは、カメラを握る
私に向かって、こうおっしゃった。


「あんたみたいな人間が
おらな、あかんのや。
一握りでもいいから。。」


笠井さんと私は、
この日、初対面。
これ以降、私はバタバタ続きで
なかなか訪ねて行けず、
結局、一度きりの面会となってしまい、
後悔しきり。


無知で失礼な質問をたくさんした
どこの馬の骨か分からぬ私に
励ますように語られた、
この一言。


笠井さん、どうぞ、安らかに
お眠りくださいませ
本当に本当に
ありがとうございました。


笠井さん、
この言葉を励みに
私は、前に進みます。

※笠井さんは
「魔法の9」の予告編に出演されています。
よかったら、ご覧くださいませ。
一緒に、ご冥福をお祈りいただけたら
幸いです


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映画「魔法の9」は、
弱い立場の者が、否応もなく、
巻き込まれてしまう「戦争」
の真実に迫るべく、今後も、精進して参ります(^^)
皆さまにおきましては
、お身体、ご自愛のうえ、
幸せな時を、お過ごしくださいませ

感謝をこめて    前田真吹♪