2016/02/28

先日、とても寒い夜間に、
高松の中心街で、商店街横の路地脇に
しゃがみこんでおられる、ホームレスの方らしき人
を見かけました。
この日は、普通に外を歩いているだけでも
とても厳しい寒さの日でした。

「これから夜更けまで
ここでずっと過ごされるのか・・」

「とてもではないが、もし自分だったら、
数時間と持たないな・・」と身につまされ
思わず、その方に、話しかけてみました。

「身体、大丈夫ですか?」
「寒くないですか?」

別に・・というようなご返答を
少しは下さり、話している内に
向かいにあった、小さな地元の小料理屋さんのような
スナックのような店のドアが開き、おもむろに
ご年配のママらしき方が、バケツと水撒きを手に、
バッシャバッシャと、私たちにの方向に向かって、
道路に水撒きを始めました。

「・・こ・こんなに厳寒の日に、水撒き・・」と
しばらくポカンとしてしまった私ですが、
明らかに、「早く、こここから立ち去って!」と
私達に向けた、無言のメッセージを放っていました。
ホームレスの方は、いつもの事なのか
全く意に介していない様子でしたが・・

私は話しながら、
その日の夜の冷え込みのきつさを
自分自身が身に沁みてしまって、どうしようもなくなり、
薄着のその方に、
近くの百均で購入してきた
手袋や首巻、カイロを、手渡させてもらいました。

「これ、使ってください!」と。・・。
でも、すげなく拒否されました。
「そんなの、いらん。」と。
置いて帰ろうとしたら、投げ捨てられました。

結局、私には、他に何もできる事もなく
「身体、本当に気をつけてな・・。」と言って
その場から、立ち去りました。

その時買った手袋は、結局
自分が使ってます。とほほ・・。

あれから、その場所に行けていないのですが
おっちゃん、元気かな・・。
気になっています。


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