2015/05/13

皆さま、とても残念なニュースです。
とうとう、日本が戦争を始める準備が整いました。
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015051202000073.html
戦闘参加、明確基準なく 安保法制で与党合意 


このように書くと、何をおおげさな・・と
思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
約70年前、つまり、第二次世界大戦前まで、
日本は、戦争を繰り返す国でした。

映画「魔法の9」では、戦争体験者の話を元に、
当時の日本は、どのような体制の国だったのか
法律や憲法にも触れ、当時、軍事国家であった
日本の内情にも触れています。

前田は、映画製作に約5年かけ、その間
当時の新聞や、政府発行の刊行物・さまざまな資料に
目を通して参りました。
そして、近年、アフガニスタンに3度訪問した
経験から、「現代の戦争」の特徴についても、
さまざまに注視して参りました。

上記を総合分析して
残念ながら、どう大目に見ても、
今回の安保法制の内容を始め
安倍政権が変更しようとしている憲法の内容もふまえ、
先の戦争に、回帰する内容と、前田には判断できます。


でも、この流れは、残念ながら
数年前から予測できていました。

歴史を見れば、国の方針・向かっている
場所がおのずと見えるからです。
市民が声をあげない限り、政治は過去を
踏襲します。
だからこそ、前田は一人の市民として、
過去を「知る」ためのツールとして、
映画「魔法の9」を製作させていただきました。
「知る」ことがまずは、第一歩だからです。
私自身、アフガニスタンの人々と出会い、
日本の戦争体験者の方方々と出会い、
「何も知らなかった」自分自身に、衝撃を受け続け、
その都度、考えさせられる事ばかりでした。

残念ながら、上記の体制を政府が作った以上、
このまま日本は戦争に
引きずられていきます。
平和憲法ができて約70年、
戦争による死者が出なかった日本でしたが、
上記の安保法制を成立させてしまった時点で
残念ながら、それは、過去のものとなっていくでしょう。

一見絶望的な事を提示しているようで、恐縮ながら
前田は悲観していません。
どんなに事態が逼迫したとしても、
できる人が、
気付いた人が、
できる事を行っていく事でしか、
物事は変わっていかない、と気づいたからです。
(言い換えれば、悲観している暇はない。
今活かされている事に感謝して、
どこまでも命を全うしていきたいと思っています。
生きたくても、生きられなかった多くの
方々の想いをも抱いて・・)

アフガンに初めて行ってからもう10年たちましたが
私は、この10年、現地を忘れた事はありませんでした。
罪のない子供たちが、今日も命を落としているのでは・・?
常に心が締め付けられる思いがありました。
そして、無力な自分を10年毎日、感じ続けては、
自身を叱咤激励し続け、
本当に無力ながら、できる事を続けて参りました。
これから、何が起ころうとも、
結局、自分を前に進める事でしか、物事を変える方法は
ないのだと思うのであります。

世界を変えたいなら、まずは自分を変えるしかないのだと・・。

今日も一歩、進んで参ります・・!
皆さま、大切なものを守るために
繋がって参りましょう。

ネパールの地震被害が少しでも軽微で
済みますよう、心より祈る日に・・
今日昇る太陽に感謝しながら・・

前田真吹


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