2015/01/27

更新が滞ってしまい、ごめんなさい。

イスラム国で拘束されていた
湯川さんが、殺害されてしまったという
ニュースが、周知の事となりました。
尊い命がこのように失われてしまった事に、
強い悲しみを覚え、また、防げなかった事実に、
落胆しています。とても残念です。

日本国内で、上記を知らせる第一報が報道がされた、
25日の未明、
私はタイムリーにテレビやネットを凝視して、
情報を追っていましたが、
どこか割り切れない思いがしました。

なぜ
 「(画像の)信ぴょう性は高いと言わざるを得ない。」と
安倍首相が断言するのか?
そこが少し引っかかっていました。

・・というのも、

「湯川さんが殺められた」と伝える、
イスラム国が製作したとみられる、
後藤健二さんの画像は、
24日の午後11時過ぎにネット上に
アップされた
といわれます。

が、その少し後の、25日未明に、
安倍首相は声明を発し、タイムリーに
テレビでその様子が、流れました。
私はそれを見ていましたが、
ネット上に映像が流れてから、
約2時間もたっていませんでした。
そんな短い間に、会見まで行い、
報道陣の前で、上記を断言する。

「(この短時間の間に)なぜ、そう判断したのか?」
「その結論に達した経緯は?」

どこか、不可思議な感が、今日まで消えずにいて、
「湯川さんの殺害は、何かの間違いであればいいなぁ」などと
漠然と思っていました。

・・が、
今日初めて、以下の共同通信の報道を知り、
全てに合点がいきました。
なんと
日本政府は、ネット上に、
上記の湯川さんが殺められたとする画像が流れる
約12時間も前に、画像を確認していた
というのです。


【イスラム国人質】 沈黙破った「衝撃画像」 極秘12時間、なすすべ無く 
http://www.47news.jp/47topics/e/261394.php
(2015/01/26 共同通信)



なるほど。
それだけの時間があれば、専門家による
画像の分析も可能であった事でしょう。
イスラム国側が、
日本政府の対応を促すかのように、
上記の画像を、
一般に見られる形で、パソコン上に
アップした事で、
急きょ、安倍首相が焦って
会見を行ったかのような、かたちです。
なるほど・・。

それにしても、安倍首相はじめ、日本政府は
その画像を、政府側が既に受け取って確認できていた
事実について、
今まで、公式に発言してきていません。

今回の日本政府の言動
の一通りを見るにつけ、
「自国民の命を守る」はずの「国の代表」たちは
何を基準に、何のために働いているのか?
不可解に感じる面が多々あり、
それがあまりにも多いと感じるのは、
私だけでしょうか?


国際社会で生き延びる為には
「国益」というものを考えた政治
を行わなくては立ち行かない面もある
事は、重々承知したうえで、
それでも、どこか、
「国民からかけ離れた、
彼ら独自の見解を有する【国益】」
が重視されているように思えてなりません。

「そうでない。国民の事を考えている。」
ともし、言うのであれば、
やはり
「国民へのきちんとした説明が、足りていない。
人として大切なことが、いつも抜け落ちているかのような、
そんなアピールを発する事しかできていない。」
という点は、指摘されなくてはならないでしょう。

後藤健二さんは、せめて救出しなければ。


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