2013/03/07

豊かになる人たち。

戦前、戦時の日本経済の本。
目からウロコです。

今、日本で主要をなしている大企業
の多くが、日中戦争時期の、
海外への進出
(とりわけ、満州~現在の中国東北部~
での利益率が多いようです)
によって急速に財を為し、
そこを起点として、大資本に育っていった財閥
との系譜が、濃厚だ。
この財閥と、
今の日本経済の中心を為している大企業達が、
ピッタリと符号している、そのデータは、席巻だ。


私の学校では、この辺りの近代史は、ほとんど
授業で習いませんでしたが、
「満州事変」という、当時の日本の軍部の
「嘘」から、日中戦争が勃発した、というくらいは
皆さまも、教科書で読まれたのではないでしょうか?
前田も一生懸命、単語帳に「満州事変」とかって
書いた覚えがあります。

(当時は、ひたすら暗記するのみで、全然
前田は、分かっていなかったなぁ。 --m)

さて、考えてみたら当然なのですが
情報(報道)が統制されていた、
当時の戦時中日本では
この「満州事変」が、日本軍の「嘘」による謀略だった、
なんて、国民は誰一人、夢にも思っていなかったんですよね。
日本人は純粋に、新聞報道を信じて
「中国けしからん!」と思った事でしょう。
今、教科書に書かれている真実は、
戦後に判明した事なんですよね。
情報統制って、多くの大衆の民意を動かしてしまう、
改めて、本当にコワい事ですね --;;)


近代の流れとして、
上記の日中戦争こそ、第二次世界大戦に
日本が参戦するきっかけを招き入れた、
大きな要因へと、繋がっていった、重要な史実であります。
(もっと、きちんと授業で取り上げてほしかったなぁ・・と
今更ながら思うのであります。最近はもう少し
学校でも、教えているのでしょうか・・??)


つまりは・・この日中戦争から第二次世界大戦に
繋がっていった、いわゆる「十五年戦争」で
国内外の多くの人々の命が奪われ、
日本は原爆投下によって、最終的な敗戦に
向かって行った。
その間、おびただしい死者を出していく・・。
もちろん、日本人も多く犠牲になったけど、
海外のアジアの国々の犠牲者の方が、
圧倒的に多いとされています。
(特に中国は、相当亡くなられていますね)

戦後、日本の大企業は、
更に多くの利益を上げ続け、
不動の地位を
築いています。
緻密に、政治と結びつきながら・・。
(余談ですが、前田が以前登録していた
派遣会社、圧倒的に、というか
ほとんどが上記の大企業
からの仕事が多かったです。)

いつまた戦争が起こっても、
全く不思議でない??この構図が、
前田を震撼させてやまないのであります。
つまりは・・戦争って儲かるという事実です。


でも、希望は決して忘れずに参りましょう~
夜明けの来ない朝はナイのでありまする。
それにつけても
じっと手を見るワーキング・プアであります・・。

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