2013/02/01

アフガニスタン、寒さで亡くなる人々。

最近は、寒さもすこしづつ和らぎ、
春に向かっている気配ですね。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?


さて、今日は以下のニュースに
目が釘付けになりました。

【アフガニスタン】避難生活中に寒さで亡くなる人が続出!アムネスティ・インターナショナル調べ
(2013年 1月25日 チャリティーニュース)

●○○○○●○○○○●○○○○●○○○○
(以下転載)

17名の尊い命が
世界最大の国際人権NGOである「アムネスティ・インターナショナル」は、アフガニスタンの難民キャンプで寒さによる死者が出たことを今月21日付けの公式発表で伝えている。

アムネスティ・インターナショナルの調査によると、もともとの居住地を紛争で追われ今月初めから難民生活を送っていたアフガニスタン人17名が寒さのため命を落としたという。そのうち11名は子供であったという。
実際の死者はもっと多いはず
しかしながらこの17名という数字はカーブルで亡くなった13名、ヘラートで亡くなった4名のことであり、この2都市以外の統計は無い。そのため寒さの厳しい北部の山間部のキャンプではさらに多くの死者が出ているのではないかと言われている。

アムネスティ・インターナショナルによると、昨年難民キャンプで亡くなった人は100名ほどで、その多くは子供であったという。

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)によると、アフガニスタンは「世界の中で最も多くの難民をかかえる国」の1つと考えられているという。


アムネスティ・インターナショナル
http://www.amnesty.org/en

(転載おわり)
●○○○○●○○○○●○○○○●○○○○

実は
「アフガニスタンの難民が、寒さで亡くなっている」
事に関しては、今に始まったことではないのです。
2001年に、アメリカで9.11が起こって、
その報復爆撃が、
アフガニスタンで行われ、戦争が
始まったわけですが、その際にも、
難民が寒さで亡くなっている事は
報じられていましたし、
毎年のように報じられています。
(が、テレビ等で流れるような
「主要ニュース」には、ほとんど
あがってきません・・。)


9.11の主犯、と特定されていた
オサマ氏がアメリカによって、殺害されて以後も
この戦争は、いまだ延々と続いています。


「弱い立場にいる者、つまり
困っている一般市民が
苦しみ続ける事になる」という
戦争の真実が、ここにも見てとれる訳でして、
本当に悩ましく悲しい限りです。

前田は、以前にアフガンに行った際、
沢山の方々と接しましたが
何より心苦しかったのは・・

上記のアフガン戦争で、
「攻撃を続けてきたアメリカ兵」
の多くが、
又は「攻撃に使われた戦闘機・武器等」が
日本の米軍基地から、
出撃している、という事でした。

つまりは、私たち日本人の税金が、
この戦争を支える大きな一要因に繋がっている、
ということ。

今安倍政権が言っている「憲法改正」が行われれば
さらに、アメリカの大義なき戦争を
日本は支える事になるでしょう。
憲法が変われば、今までと違って
アメリカ兵と一緒に
日本の軍が、戦地に出向いて行くことが、可能となります。
(日本の「国防軍」が出動・・ということですね)

前田は到底、こんな戦争は許しては
いけないと思います。
今アフガンで起こっていることは
「世界一裕福な国が、最新兵器で
世界最貧国のひとつといわれる国を
攻撃し続ける」戦争です。

このような行為は、あまりにも、
非人間的であって
自分が人間として生きている以上は、
「人間の尊厳をまもる」という
生きるうえでとても大切な事に賭しても
決して容認してはならない行為だと
前田は、心底思っています。


アフガニスタンの状況を、
市民がおかれている、言葉では
言い尽くせないほどの
過酷な状況を
主要メディアがきちんと
報じてくれたなら、世論も、今よりは喚起されるかと
思うのですが・・

しかし・・まずは、できることから。

映画「魔法の9」は、アフガニスタンの
シーンから始まります。
完成しましたら機会が合いましたら
ぜひ、見ていただけたら、と思います。
今日も鋭意、編集に励ませていただきます!

最後に、寒さで亡くなった、アフガンで
難民生活を余儀なくされている方々に、
せめてもの
ご冥福を心より、お祈り申します。