資料浸け

めっきりと寒くなって参りました
いかがお過ごしでしょうか？
暖かい飲み物に癒されながら作業を進める
今日この頃です。

この１週間、戦時資料にとっぷりと
浸かっておりました。
「東京大空襲戦災史」第３巻・４巻・５巻を
県立図書館で見つけた際は、
内心、小躍りしてしまいましたが
中身をひもとき、これまた内容の濃さに
息を呑む思いで、何日も何日も
費やされた次第です。

東京大空襲を行った側の、アメリカの軍人たちの
手記等、今まで知らなかった、
アメリカ側の内幕も新たに見え、
改めて、日本列島に焼夷弾爆撃が縦断して
行われた、その史実が
当時生まれていなかった私自身にも
何か立体的なイメージが、ひたひたと
醸成されて参りました。

これでようやく、今まで編集した映像全体の
大幅リニューアルの方向性が見えてきた気が
しています。
これからちょっとした、外科手術が始まります。

ふつふつと、当時の庶民の心情に似た何かを
つかめそうな、霧のような気配ですが
この気配こそが、暗闇の舵をとる、
もっとも大切なものなのであります。
励んでまいります。

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