2012/08/16

これからです。

祖母の初盆と、墓参りを終えて
香川に帰ってきました。

昨日、日本は67年目の終戦の日を迎えました。
67年前の日本では、
ラジオから、天皇の「玉音放送」が流れ、
「戦争に負けた。戦争は終わり。」と市民が
初めて、知らされた日でもあります。


夏に、「戦争特集」をテレビや新聞で
取り上げるのが、毎年恒例となっています。
8月6日に広島に原爆が落とされ
9日には長崎に落とされ
15日に、天皇の玉音放送。

先の戦争でお亡くなりになった全ての方の
ご冥福をお祈りする意味でも、
これは、
自然で道理にかなった事、大切な事と思います。

ただ、前田は思うのです。
「これからだよ。」と。

今はもう、「過去を忍んで、終わり」という、
そんな状況ではない、と。
今日は8月16日です。
そして、ふと気づけば、9月・・といった具合に
これから、夏も終わりに向かいます。


この数年の政治状況・国際情勢を見た限りでは
これから、日本は、今まで以上に
どんどん「戦争」シフトに変わっていく事が
予測されます。


「消費税増税」を一応の軸に、
何やら、与党民主党と、野党が手を組んで
談合が続いています。

平和憲法を変えるための「国民投票」の詳細を
詰める為の「憲法審査会」も、
東北の大震災の混乱に乗じる
かのようなタイミングで、今もちゃくちゃくと
進められています。



戦時の体験の語りつぎを何十年も
続けてこられた以下の方の声に、
前田は
はっとさせられた事があります。
「夏だけ戦争を取り上げるのではなく
常に関心をもってください」

その方は、毎回、
孫ほどの世代の記者さん達にも、
大変丁寧に謙虚に、
誠意を持って接しておられる
尊敬すべきお人柄の方で、
それまで、
個人的な意見を主張されたり
注文や、苦言を簡単に
口にされるようなご様子は、
ほとんど見た事がなく、
ただ、お亡くなりになった
方々の無念を、代弁され続けている、といった
ご様子で、私は胸をうたれていましたが
そんな方のぽろりとおっしゃった上記の言葉は、
何か、私の琴線に触れました。


確かに、世界に「戦後」なんて
一度も訪れていない。

日本の米軍基地は
現代の戦争の最重要基地となり、
「現代の戦争」を支え続けています。
私たち日本人の税金で。

今日も編集に励みます。
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