2011/07/13

「アフガン人、みんな殺されてく。」




今日も、暑くなりそうです。
みなさま、水分、しっかりとって、元気・元気でね~

昨日、

「奇跡」

が、起りました!!!
おおげさだと、今、思ったでしょう?
でも、本当、「奇跡」としか言いようが、ない。私にとっては。
だって、
約6年ぶりに、アフガンでコーディネーターを
してくれていた、アフガン人のマリックと、
チャットで会話が、繋がったのだから
うぉ~~ 懐かしい、懐かしい♪(T T)
一気に、パソコンの前に座る前田は、
アフガンの光景の中に、タイムスリップしました。

首都カブールに住む、
マリックも、マリックの家族も、みんな無事だと
聞いて、すごく安心した。
でも、その後の、会話。

私「アフガンの様子は、どう?」

マリック「良くないね。every Afghany killig.
(アフガン人が、殺されていくよ。)
状況が、どんどん、悪くなっていく。」

(略)

私「アメリカ軍や、外国軍の撤退が、進められてる
みたいだけど、そうなれば、アフガンは
平和になる、とマリックは思う?」

マリック「いや。多分、civil war(民族間の戦争)が、待ってるだろう・・。」

私も、あらゆる報道や専門家からの情報を
見て、その流れは、避けられないものと
分かっていた。危惧してた。

・・でも。
でも。
そこに住む、マリックの口から出た言葉を
聞いて、
私は、絶句した。


マリック。2004年当時の写真だけど・・。
休日、カブール郊外に、ピクニックに連れて行ってくれた
際の、写真。路上で売っていた、 
桑の実を、みんなのために、川で冷やしてくれたっけ。


日本人の税金によって行われた
「アフガン支援」という名目の元に
行われた行為も、
実は、アフガン内の、民族同士
勢力間のパワーバランスを
不自然に変えた、一因になっているのは
紛れもない、事実。

資本金である、
税金の出所である
日本国民の、無関心の裏で
罪のない命が、翻弄され、消えていく。

これからも
故郷が「戦場」であり続ける(であろう)
アフガンの友人と接し、
自身の、罪深さを、
感じてしまう。



※ 伊勢崎賢治さんの著書には、
日本の行った「武装解除」の支援について
そこに携われた方の、正直な視点で
状況が、シェアされています。
詳しくお知りになりたい方、ぜひ
ご一読くださいませ


勝手な国際社会は、
「アフガンの民主化」と言いながら
アフガンに無理に戦争をしかけ、
たくさんの市民を殺し、
あらゆる権力構造を
お金の力と、軍の力で変えてしまい、
最後まで、自分たちの都合で、
勝手に、去っていく。

最も強力な武器にものを言わせていた
暴力装置(※アメリカ軍や、多国籍軍)
が消えた後、そこには、
「力の空白」地帯が
(謀らずとも)
急激につくられてしまう。

そこで待っているのは、
さんざん、
(世界の資源争奪・権力の誇示し合いに)
利用され、対立を、更に深めてしまった
「アフガン民族間の戦争」だ。

私は
自分の無力さに、
わなわなと、震えています。

アフガンへの攻撃に使われた武器や
兵士達の多くが、
沖縄など、日本の基地から
飛び立ってきた、といわれており
以前、NGO出身の、
民主党の藤田議員が、
国会で、これを追及してくれました。
前田は、
嬉々として、これに拍手しましたが、
当時の麻生首相は
「たまたま、日本の基地を使っているだけであり、
日本の、米軍基地がなければ、
アメリカによる、
アフガン戦争やイラク戦争が成り立たない、と
までは思わない。」と
のらり~、とその追及を交わし、
議論を終わらせたのでした。
上記、日本政府のスタンスを示す、
良い例ですが、
ずっとずっと、
日本はアメリカの戦争を
サポートし続けている存在です。
私たちの無関心も、この
状況を支えてしまってる・・


さて!
マリックとつながれた、この奇跡に
感謝しながら、
へこんでなんて、いる暇はないのだ。
考えます。
考えます。体を動かしながら。

友人達を守るには、何をすればいいのか・・
天を仰いでます



学校建設のワーカー達。
一般市民は、皆、素朴で、
滞在時は、たくさん、親切にしてもらった。
「アフガンはテロだらけ。」のような報道ばかりが
日本では、印象づいた気がするけど、そんなコトない。
世界中、市民はみな同じ。
家族と、安全に生きる権利が、ある。
 
 マリックいわく
「ここ(アフガン)で、あなたは、最高のドキュメンタリー
が作れるよ」だって。


外国人との仕事に長けている
コーディネーターのマリックらしい言葉だったか。
(外国人は、誘拐等のターゲットに
なりやすい状況があるので、
完成まで、命の補償が
あるのか?は、怪しい気がするのですが・・。)


マリック、何時間も、チャットに
付き合ってくれて
日々の生活に、ボケてた私に
現実を知らせてくれて
本当に、ありがとう。
マリックに、必ずまた、会いに行くよ、と約束した。


これ以上、アフガンの子どもを泣かせては
ぜ~~~~~ったい、絶対アカン(><)!
まずは、映画を完成させなきゃ。