2010/06/19

自主憲法制定!?

参院選にむけて、各党の公約が出揃いつつあるようです。
「自主憲法制定」と書かれている党が
いくつか、あります。
若い世代の方には、
ピンとこないかもしれませんが
敢えて補足させていただきますと、
これは主に平和憲法「9条」を変える
ということです
(※戦後、ずっと論じられてきた部分が、
「9条を変える・変えない」であり、
ここにきて、力をいれてらっしゃる、という事。)

政治情勢が安定しない、他国(とくに
いわゆる後進国と、よばれている国々。)
では、「大統領が変わるたびに、憲法が変わる」
と市民が嘆いていたりします。
(民主主義の根付いていない国では
権力者がそういうことが、簡単にできてしまう)

政治を行うものにとって、
やりやすいように、憲法を、変えたい。
それは、やはり、本音だと思います。


「憲法」は国を「しばる」ものなので、
場合によっては
為政者にとっては
ここを変えてしまった方が、
都合がいい点が、出てくるわけです。

(ちなみに、「法律」は
国が、市民をしばるもの。
「憲法」は市民が「国」をしばるもの。)


もちろん、真に人間として、尊敬できる政治的
リーダーが
「日本はここを、こう変えて、市民の為に、更によくしていきたい!
地球をよりよくしたい・・!」
「その為には、どうしても、憲法のここを変える必要がある!」
と命がけで主張し、真に国民のため
世界平和のために
それを最後まで、命がけで全うされる覚悟で
おられるなら、
それは傾聴に値する、たいせつな事だと思います。

・・でも、どうでしょう?
みなさまは、今の政治家のなかで
「日本の未来を、彼に預けたい・・!」
「この人に賭けて、一緒に日本をよくしていきたい!」

と心より思える方が、いらっしゃいますでしょうか?

私には、正直、いない。
ならば、「今」憲法を変える必要なんて
100%ないと思う。


今まで戦時を体験された方から
「戦後、憲法9条ができた時、本当に嬉しかった。
ああ、日本はもうこれで戦争をしなくて済む。
そう思って、すごく嬉しかった~」等
たくさん聞いています。
憲法によって、国がどれだけ変わるか
きっと、私たちの予想を上回る、重大事。
何せ、国の「根幹」です

以下は、「自主憲法制定」を唱えてらっしゃいます
では、「なぜ変えるのか?変えて、日本をどういう方向に
していきたいのか?」そういう具体的な部分を
若者にもわかるように、テレビ等で
堂々と、わかりやすく論じてほしいものです。
そういう言及って、テレビでも見たことないのが
正直、恐いなって、思ってます
(はっきり言って、「戦争」ってもうかりますし)

私たちの責任として
しっかり、見極めましょう・・!

自民党の公約   (2010/06/17 時事通信)


たちあがれ日本

(2010/6/17 日経)