2010/01/24

西谷さんアフガンより帰国

ジャーナリストの西谷文和さんが、
アフガニスタンから帰国されたようです。
友人から、西谷さんよりのBCCメールが
流れてきた、との事で、情報をいただきました

西谷さんは今回の取材で、以下のことが分かった、と
されています。

1 今年の冬は、異常な暖冬で、雪が少なく、旱魃が来るだろうということ
2 カンダハールやヘルマンドなどでは大規模な基地拡張工事が行われていて、3
万人の米兵を受け入れる準備がされていること 
3 穏健派タリバンは、対話を望んでいること 
4 中村哲氏によると、今年は暴動が起こる可能性が高いこと 
5 ジャララバードの避難民は数十万人に及び、その数は増えていること 
6 カブールの病院で、劣化ウラン弾の影響としか思えない子どもたちと出会っ
たこと などです。
http://www.nowiraq.com/blog/2010/01/

この戦争の手助けをしてきた日本が
平和へ向かう手助けをしていく事が、重要だと感じます。
もともと、貧困や干ばつによる水不足という困難な環境に加え、
主戦場とされてしまったアフガン。
「これでもか。。」という困難な状況に傷つき、
悲鳴をあげ続けている、アフガンの子ども達や、市民の方々。。
これは、日本の問題でもあるのだ、と改めて痛切に感じます。
これ以上、罪のない一般市民を『加害する側』に
立ち続ける事は、ごめんです
(アフガンへの武器輸送や、兵士の多くは、
日本の米軍基地から発っており、
日本の基地がなければ、
このようなアフガンや、イラクへの
打撃は、行えなかった事でしょう)



西谷さんがインタビューされた
タリバン政権時代、外相だったムタワッキル氏の
発言は、要チェックです

http://www.nowiraq.com/blog/2010/01/post-262.html
「(日本が)民生支援してくれるのは歓迎するが、
しかし金よりも必要なのは平和と安定だ。
国際社会に、アフガン戦争を終わらせることを提案してほしい。
その後、汚職のない政府ができてから、金を援助してほしい。
今のまま大金を注入しても、きれいな服を
水につけて着れなくしてから、その服を恵んでいるのと一緒だ~(略)」
ムタワッキル氏は、9条に関してもご存じであり
「素晴らしい考えだ」とおっしゃったそうです。

アメリカは、まず
「武力」ではない方法で
「戦争をやめて、撤退する」方法を
考えるべきです。

避難民の凍死。
干ばつによる水不足。
劣化ウラン弾によって傷つき
命をおとす子ども達。。
胸が痛みます

危険の中、アフガンの今を伝えて下さった
西谷さんに心から感謝すると共に
更に自分に何ができるのか、常に考え続けていく事が
大事だと痛感しました


みんなでこの戦争を、日本の立場をもう一度
考え直してみませんか。。?

間違いなく9条は、平和への大きなキーワードです
守りたいです。命も9条も。