2009/08/07

6日 長い長い1日

朝6時に居候先を出て、平和記念式典に向かった
早朝から、ものすごい人。
平和記念式典では、場所探しに苦戦。
いい場所を見つけても、係員の方から、移動を言われる
まあ、当然ですね(^^;)
プレス・カードを持って、最前席の取材席にいる、大手テレビ局クルー達が、羨ましい。
なんとか、「障害者席」と書かれた囲いの中に、ひとつだけポツンと開いた席を見つけ、座らせていただいた。
厳かに式典が終わり、慰霊碑には、お花やお線香を捧げる方々で、何時間も行列ができた。
碑に向かい、祈り始めた、ご年配の女性。数珠を握った手を重ねあわせ、「お父さん・・っ」と涙を流しておられた。お声かけすると、亡くされたご兄弟や、お父さまへの思いが、あふれた。「水をくれ・水をくれ・・・と死んで行ったのよ・・・」
「原爆投下・被爆」この地獄の惨事を、私たち戦後世代は、どこまで、語り継いでいけるのか?知れば知るほど、あまりの非人間的惨事に、言葉を失ってしまう。当時を生きた方々の胸のうちを思うだけでも、辛すぎる。辛く、悲しく、途方にくれそうになる。
私たちは、肉親を失った、被爆者の方々の無念さ・怒り・悲しみに、どこまで寄りそえるのだろうか・・。
「戦後」
地球上に、いまだ、訪れていない・・

64年たった今なお、決して忘れてはいけない情念の炎が、ここ、広島で、燃えていた。