2016/09/24

猪熊得郎さん、ありがとうございました。

戦場体験を、若い世代に語り継いでこられた、
猪熊得郎さんが、ご逝去されました。















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猪熊得郎氏が死去 シベリア抑留者支援・記録センター世話人

(2016年 9月22日 産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160922-00000547-san-soci

猪熊得郎氏(いのくま・とくろう=シベリア抑留者支援・記録センター世話人)
21日、敗血症のため死去、88歳。
通夜は25日午後6時、
葬儀・告別式は26日午前10時半、神奈川県横須賀市久里浜4の5の1、
京急メモリアル久里浜斎場で。
喪主は長男、和幸(かずゆき)氏。

 昭和20年、旧ソ連によってシベリアで抑留され、

22年に帰国。悲惨な捕虜体験を集会などで訴えた。

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前田は、猪熊さんのご自宅におじゃまして、
戦争体験のお話を伺ったことがあります。
どこの馬の骨ともわからない前田のことを
とても丁寧にもてなして下さり、
なんとお宅には、2人前のお寿司を買って
用意して下さっていました(T T)

近年は、お会いできておらず、今回の訃報を知って
ショックを受けております。

改めて、猪熊さんの高潔なお人柄、優しい物腰が
思い起こされます。
同時に、「後世に史実を伝える」という強い使命感、
とても強い意思の力を感じさせられる方でした。
その強靭な精神力で、こつこつと
語りつぐ活動を続けて来られた猪熊さん。
ご逝去されて尚、敬意の想いは募るばかりです。

「二度と戦争の過ちを繰り返さないように。」
ご自身の実体験を語りついでこられた猪熊さんの、強い志に、
私達の世代は、どこまで応えることができるでしょうか・・?

猪熊さん、とても強い投げかけを私たちに遺して下さいました。
言葉にはならない程の、感謝の想いでいっぱいです。
どうぞ、今は安らかにお眠りいただけますように・・。
本当に本当に、ありがとうございました。



猪熊さんは、ご自身でブログを書かれていました。

〇少年兵の無念 
http://shounen-hei.blogspot.jp/

また、猪熊さんの共著「人を殺して死ねよとは。」も、
是非、お読みいただきたい一冊です。
戦争体験者の切実な体験談が綴られた、貴重な一冊です。

〇人を殺して死ねよとは ー元兵士たちが語りつぐ軍隊・戦争の真実                                                                                                                                                                                                            
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